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羽生結弦さん、名古屋は「フィギュアが身近にある感じ」「また演技できるような機会をつくっていただければ」
2022年8月10日 23時08分


 フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌五輪を連覇し、7月にプロ転向を表明した羽生結弦さん(27)が10日、仙台市のアイスリンク仙台で「SharePractice」という題の公開練習を実施。約1時間、プロとして初めての滑りを披露した。

 ―名古屋のフィギュアファンにもご報告をお願いします

 「こないだも『ファンタジー・オン・アイス』というアイスショーで名古屋の方に行かせていただきましたけど、本当に名古屋の方々ってフィギュアに対しての熱量が大きくて。そういう中で演技ができたことが僕にとってはすごくいい経験にもなりましたし、その中でたくさん拍手だったりいろんなコメントをいただいたりして本当に僕自身もうれしかったです。これからも皆さんの期待に応えられるような演技はし続けたいし、また名古屋の地でももし許されるのであればまた演技できるような機会をつくっていただければうれしいなと思います」

 ―以前は名古屋のファンも目が肥えているということを言っていました

 「そうなんです。なんかそんな感じはしていますね。あとはフィギュアが身近にある感じがすごくします」

 ―今後、どういう生き方をしていきたいですか

 「やっぱり強くなり続けたいなというのはすごく思います。自分の中の向上心は消えることなくずっと今もありますし、それの原動力はやっぱり応援して下さる方々の期待だったりとか僕自身が僕自身にかける期待だったりとかがあるんですけど、これからも4回転半も含めて技術的に難しいこともどんどん挑戦していきたいですし、あとはフィギュアスケーターという枠組みから外れるくらいの今まではちょっと考えられないような演技とかそういうものも取り入れながら、またそういう形態を目指しながら、体力づくりだったりとかを頑張っていきたいなと思います」

 ―今は楽しみですか

 「楽しみではあるんですけど、大変でもあります。やっぱり。でも、その大変さというのはやっぱりアスリートならではだなと自分では思っていますし。でも、そのアスリートならではの大変さも踏まえつつ、芸術面としても表現面としてもどんどん充実させていきたいみたいなことがあるので、フィギュアスケートというよりも羽生結弦という形をどんどん改めてつくっていきたいなというのはあります」

 ―フィギュアという自己表現を通じて羽生結弦の生き様を見せたい

 「そうですね。それもありますね。ただ、それは競技を応援して下さっている方々が、羽生結弦の生き様を応援してくだっている方々がたくさんいらっしゃったからだと思います。だからこそ、そういう方々に向けてもっともっといい演技を見せていきたいなというか、僕もそこをまた乗り越えられるように、みなさんが同じように戦ってくださっているからこそまた同じように戦っていきたいなとは思います」

 ―フィギュアスケート以外で何かやってみたいことはありますか

 「特にないんですよね。本当になくて。全部がフィギュアスケートに結びついてしまうんですよね。でも、それはやっぱり皆さんが応援して下さるからだと思いますし、僕自身がそこに生きがいみたいなものをまた感じているからこそだと思います。今日の演技とかも練習とかもそうなんですけど、どれだけ自分がきついなと思うこととか自分が無理だなと思うことに耐えて進み続けるかということが大事だと思いますよね。これからも努力をし続けられたらなと思います」