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1.ヒロアカのキャラクター描写にはとても心を込めてきましたが、ずっと主人公視点で考えていたため、最初は麗日が主役であることに気づきませんでした(笑)。読後はまるで成仏したかのような気分になり、筆者と翻訳者の方に感謝の気持ちでいっぱいです。

2.だらだらさんの感想、温かく前向きな分析がとても好きです。特に、爆豪がまだ「責任と義務」に縛られている緑谷に不服を感じている部分については感動しました。431話で緑谷が本当に自分のやりたいことを見つけ始めた、それでもすぐ答えが出るなら不自然でしょうね。轟が灯矢の仏壇の前で手を合わせたことで何かの契機が生まれたように、緑谷と麗日も同じような契機を迎えたのかもしれません。

ただ、彼らと灯矢の場合とは異なる点もあります。
焦凍は灯矢が亡くなる前に、灯矢が望んでいた「注目されること」をちゃんと叶えました。しかし緑谷と麗日、お二人を縛っている人(死柄木、渡我)はその責任を託した後亡くなっています。だからこそ、緑谷が似たような経験を持つ麗日に、心の中で揺れ動く気持ちに対する答えを求めている感じだと思います。

轟が緑谷との戦いを契機に母親のことで答えを探し始め、爆豪は夜戦を通じてオールマイトから答えを得、麗日と出久の会話を初心に戻るきっかけとして描かれる(カップルの意味ではない)のは、非常に優しい答えだと感じました。ありがとうございます。

3.感謝します。キャラクターへの解釈はだらだらさんにとても似ていて、だらだらさんがこうした整理された形で感想をまとめてくれているのが嬉しいです。ˋˇ431を見返して、出久とお茶子は非常に似ていると感じました。二人とも他者のために個性を使い、使命を果たすことに囚われ、未来に渡我や死柄木のような存在を作らないためにその使命に身を投じています。431の中で、やっと轟が言ったように、他にやりたいことを見つける場面が描かれており、ヒーローとして使命を果たすことではなく、普通の人として感情を隠すことなく生きる姿が描かれているのが素晴らしいと思いました。キャラクターたちが人間らしく描かれ、それぞれに違った面が見られるのが本当に好きです。

最後の握手については、429話の加筆でおばあちゃんが子どもの手を取るシーンを思い出しました。原作でも握手(手を取る)には受け入れや理解、一緒にいる意味が込められています。もしかしたら、この握手も彼らが自分自身を受け入れ始めたことを意味しているのかもしれません。

余談ですが、爆豪は本編でこれらの問題をすでに解決しているように感じ、431でまるでベテランのように描かれていてとても可愛いですね(笑)。

長文になってしまい、申し訳ありません。改めて、ありがとうございました!