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●『チェイサーゲームW』イベント行ってきました!



4/13(土)「チェイサーゲームW いつxふゆファンイベント」行ってきました!

1部、2部両方参加したかったんですが、子どもが小さいので1部だけ参加しました。

すっごい楽しかったです!

すっごい嬉しかったです!!

という、小学生みたいな感想……。

いや、“不思議”ってのが一番の感想かもしれません。

ドラマが人気になってドラマのイベントを開くことって、たまにあります。

けどその場合の多く(というか、テレ東の過去ドラマでは100%)は、漫画原作の既存のキャラクターがあっての、イベントなんです。



そこが『チェイサーゲームW』は違います。

『チェイサーゲームW』の樹と冬雨はドラマ用のオリジナルキャラクターで、オリジナルのストーリーなんです。

1年半前、僕と脚本家のアサダさんとで『チェイサーゲームの続編どうしましょうか?』とブレスト会議を始めて、そこで生まれ、ちょびっとずつ育っていって、最終的に菅井友香さんと中村ゆりかさんが命を吹き込んでくれたキャラクターなのです。

だから、ステージを見た時にビビりました。

「樹と冬雨だ!」って思ったんです。

今まで何十本とドラマを作ってきましたが、こんな体験は初めてでした。

だから、不思議。そして、身が引き締まりました。

この樹と冬雨の続きを見たいし届けたい、そう思いました。



イベントで、久しぶりに菅井さん、中村さんがお話する姿を見て、撮影中のことを思い出しました。

中村さんは「私は現場で寝ていたんです」と思い出話をしていましたが、たしかに中村さん、よく寝てました……笑

でもね、予算ないのでスケジュールはタイトで、朝から晩まで撮影してますから無理もないです。

まあ、菅井友香さんは違いましたけど。菅井友香さんはとにかく元気でした。

「私、風邪とか引いたことないんですよー」

笑っていました。

「ほら、バカは風邪引かないって言うじゃないですかー」

屈託がありません。あまりに屈託がないので

「そうか、菅井友香さんはバカだから風邪を引かないのか」

と素直に思ったほどです。(冗談です)



とにかく2人、対照的でした。

中村さんは、冬の猫みたいに無駄な動きをしないで、体力を温存していました。時々スタッフや出演者と話す時も、動かずその場でお話していました。

一方、菅井さんは、春の子犬みたいに元気でした。

スタッフの動きもよく見ていて、邪魔にならないように現場を離れたり、本人スタンドインが必要な時はそっと戻ってくるんです。天才です。



スタンドインとは俳優の代役のこと。

スタンドインを目安にカメラや照明のセッティングをするわけです。

大まかに決めている段階ではスタンドインで十分なのですが、微調整の段階になるとスタンドインではズレてしまうので、俳優本人にスタンドインしてもらうほうが効率は良いです。

ただその微調整もけっこう時間がかかることもあるんで、制作サイドからはお願いしづらいんです。

そもそもカメラに映る時に一番良く映るのが俳優の仕事なので、スタンドインで疲れては困るわけです。

ただ、菅井さんは体力に自信があるみたいで「大丈夫ですよー」と積極的に本人スタンドインをしてくれました。

「アイドル時代に比べたら大変じゃないです」とも言ってました。

アイドルって体力勝負ですもんね。

…なんて。ステージの上の2人を見ながら、そんなことを思い出していました。



イベントの個人的クライマックスはやっぱり、樹と冬雨のエチュードですかね。

2回やったんですが、1回目のエチュードのテーマが「リビングルームでケンカしている2人」で、最後のセリフは冬雨の「好き」。

さらにエチュードの中に必ず入れなければいけない言葉が「自撮り」でした。これが大ハネしました。

このイベント、配信でも見られるみたいなんでぜひご覧ください。

あのエチュードの3分だけでも見る価値あると思います…!

https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2449247


最高のイベントでした。辛かったのは、皆さんにまだ良い知らせをお届けできないことです。

これだけ世の中にたくさんのドラマがあって、これだけたくさんのエンタメが世の中にあって、『チェイサーゲームW』を選んでくれて、イベントまで足を運んでくれる人があれだけいる中、本当に悔しいです……。

やっぱりドラマは関わる会社の数も多いですし、関係するスタッフの数も多いですし、本当に全員が全員同じ方向を向くというのは難しいですね。けど、もう少し、お待ちください!

ただこんな風にイベントが盛り上がること、それは続編決定に向けて大きなステップになるのは間違いないです。

イベントに来てくださったみなさま、配信を観てくださったみなさま、本当に、本当にありがとうございます。

『チェイサーゲーム』の話はここまでにします。