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巡り出逢う糸の先へ
水泡の産声は澄み

―日和、洗う。ひとり、笑う。
―広い、器。日覆、移ろう。

そっと振り子を狂わせ、
ラララララ―
眺める。心のような満ち干。

空に溺れ唄う僕は、
七色の皮膚を溶き、永久の間に。
触れてわかる恋は、
柔らかな尾鰭を剥ぐ。
あぁ。