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>邂逅インシデント
阿城木「俺、昔からネズミとかが蔵に入り込んでると勘で分かるんだよな」
七生「へー、結構便利な特技だね。……ちょっと待って、この話の流れで出てきたってことは、物凄く失礼じゃない!? 僕はお前の人生を変えたんですけど!? 感謝してよね!」
阿城木「感謝はしてるっつーの」



>霹靂
巡「佐久ちゃん~。俺今日パフェの気分だから乗せてって!」
佐久夜「わかった」
巡「あ、服も見たいから途中で寄って」
佐久夜「ああ」
巡「ついでに菜々子ちゃんがバイトしてる本屋も行きたーい」
佐久夜「それは駄目だ」
巡「ちぇー、紛れ込ませたらいけると思ったのに」

佐久夜「前々から言っていることだが、お前はもう少し慎みを持て」
巡「まったくもー、佐久ちゃんってばお堅いんだから。俺のこの揺れる気持ちがわっかんないかなー」
佐久夜「まるでわからん」
巡「そう言うんだから、お前も徹底しろよ? ……その慎みとやらをさ」
佐久夜「……当然だ」 #没小話



>九尾フォークロア
去記「ていうか主らって我が初九尾?」
七生「まあ確かに初九尾……かな? 本物? 見たの初めてだし」
去記「わーい! お初が我でとっても嬉しいぞ!」
阿城木「いや、でも上野國だからな。前に祭りで九尾の扮装してた奴を見たような」
去記「えっ……」
七生「阿城木!! こら!!」



>咎人
鵺雲「九条家に生まれた人間として一つ思うところがあるんだけれど、巡くんには上に立つ者として足りない部分があるよね」
佐久夜「……そうでしょうか」
鵺雲「自らの所有物に心を預けるべきじゃないよ。勿論、君にも言えることだけど」

巡「佐久ちゃんってば、俺に何か隠しごとしてなーい?」
佐久夜「…………俺は」
巡「あ、別に言いたくないなら言わなくていいよー? 佐久ちゃん次第! でもさあ、俺思うんだよね。佐久ちゃんが俺に隠すべきことなんてあるのかなって」 #没小話



>千思万考インフルエンス
千陽「三言くんが頑張って作ってくれるの凄くほっこりするわ。美味しいし。とっても役得よね」
三言「俺としては付き合わせて申し訳ないです」
千陽「そんなことないわよ。むしろ、完成した方が寂しくなっちゃうかも。……なんだか、一つ繋がりが消えちゃうような気がして」

七生「あーあーなーんか違うんだよなー八谷戸遠流はさーこういうんじゃないんだよなー!」
阿城木「お前、テレビの前でプロデューサー気取りになるタイプか……」
七生「そういうんじゃないけど! 八谷戸遠流はこんな爽やかクールな王子様みたいな感じじゃないんだよなー! あーあ!」 #没小話



>遠想の不始末、そして夕凪
萬燈「お前も少しは昏見の自己肯定感の高さを見習っていいんじゃねえか?」
皋「エベレスト級の自己肯定感に対する『少し』の割合がわかんねえ……」
昏見「私は所縁くんが登場するだけで喜色満面スタンディングオベーションですからね、存分に誇ってください!」
皋「誇らねえよ」

巡「佐久ちゃんっていっぱい食べるよねー」
佐久夜「元を辿れば、お前が残したものを引き受けていたからだろう」
巡「あはー、そうだったね。だってあれもこれも食べたかったし、俺が押しつけたら何でも食べてくれるのが嬉しくって」
佐久夜「……俺の所為か」
巡「今更気づいたの?」 #没小話



>贖罪ページェント
去記「まあ正直なところシュークリーム食べたかったよねえ。我ほんとあの時は断尾の思い」
阿城木「おお……オリジナル表現……それは九尾っぽいな」
七生「それ僕が考えたんだよ」
阿城木「なんだカンニングか」
去記「人聞き悪うーい!!!」

阿城木「お前にこれをやる」
去記「わあーい! ……これは何だ? 入彦。分厚い本だの」
阿城木「これはお前の九尾設定を纏めた本だ。三日後にテストするからな。九尾の狐を名乗るならちゃんと覚えておけよ」
去記「これはコンハラぞ!!」 #没小話




>口火
佐久夜「食べきれないのにどうしてこんなに大きなものを頼んだんですか」
鵺雲「だってとてもキラキラしていて可愛かったんだもの」
佐久夜「キラキラがお好きなんですか」
鵺雲「僕がキラキラしていて可愛いものを食べているとみんな喜ぶんだよ」
佐久夜「なるほど……?」



>雷鳴去りて鷺が鳴く
比鷺「寂しいとかは全然無いんだけどさ、あいつがいない相模國って今でも信じらんない」
遠流「お前たまに相模が九条鵺雲のものであるみたいな言い方するよな」
比鷺「だって昔はそうだったから。ここにいる時のあいつは相模國そのものだったよ」
遠流「それはお前の中だけじゃ……ないのか?」

鵺雲「僕がもしいなくなったら、相模國は比鷺が背負わなければならないからね。心構えだけはしておいてね」
比鷺「そういう自意識過剰な発言どうかと思うんですけど? 別にクソ兄貴がいようがいまいが全然世界回ってくからね」
鵺雲「大丈夫。比鷺はちゃんと出来る子だから」 #没小話

比鷺「萬燈先生だって才能もお金も無くてかっこよくもなくて小説も書けなくて音楽も作れなかったら絶対そんな優しくないって!」
萬燈「哲学的な話になってきたな。そうありたいとは思うが」
比鷺「いやでもさ、何もかも持ってない先生がそれでも優しかったら、そっちの方が俺は……」 #没小話

三言「優しい人が苦手ってことは、比鷺には優しくしない方がいいのか……難しいな」
比鷺「それは全然優しくしてほしいんだけど!?」
遠流「僕は比鷺に好かれたいから結果的に冷たくなっちゃうんだよな……でもこれが正解だから……」
比鷺「不正解なんですけど!? 好きだけど!!」 #没小話



>紺青の共犯者
昏見「所縁くんクーイズ! 所縁くんは昏見有貴のことを根っこからちゃんと信じて信頼して愛し愛されてくれていますね? マルかバツか!」
皋「最早クイズの体を為してないだろ!」
昏見「フェアじゃないといけませんから、ちゃんと時間切れまでに解答を用意しておいてくださいね!」

昏見「所縁くんと私は元から共犯みたいなものですからね」
皋「大祝宴を目指すのを共犯って呼ぶな」
昏見「えー、そこじゃないですよぉ」
皋「? お前を警察に突き出さないから……?」
昏見「そんなに消極的な共犯じゃないです。むしろ、君と私がいるからこそのですよ。ね? 所縁くん」 #没小話



>水先スプリング・ハズ・カム
七生「化身水風呂がありなんだったら、夢の牛乳風呂も実現出来るんじゃないかな……」
去記「夢があるの」
七生「何ならそこにたっぷり蜂蜜を垂らしちゃったりして」
去記「夢があるの……!!」
阿城木「俺は化身水以外は沸かさねえ!」



>火華
巡「佐久ちゃんって苦しんでますって顔してるけど割とそれを楽しんでる節もあるよね。ほんと強欲なんだから」
佐久夜「そんなことは……」
鵺雲「どんな状況でも楽しめるというのは素晴らしいことだよ」
佐久夜「……ありがとうございます……」



>円環するマジシャンズ・セレクト
昏見「私と萬燈先生がこっそり仲良くしてると所縁くんは妬いちゃうでしょうけど、私もこっそりカミと仲良しの所縁くんを見て日々嫉妬してますからおあいこですよね! 私の所縁くんなのに!」
萬燈「思うんだが……カミに好かれてるのは皋の方じゃねえんじゃないか?」

昏見「九条鵺雲が選びそうな人間が分かるんですね」
萬燈「あまり嬉かないが、あいつの趣味は分かる。九条比鷺とかな」
昏見「くじょたんくんは分かりますねえ。他には?」
萬燈「…………俺か」
昏見「私、萬燈先生のそんな顔初めて見ました!」 #没小話

三言「しらすが好きなんですか? シュークリームが好きなんですか?」
入彦「どっちかっつーとしらすだな」
三言「だとしたらしらすを買っていくのもおすすめです! 浪磯のしらすは絶品ですし、しらすモンブランもしらすチーズケーキも作れますよ!」
入彦「それは怒られそうだ……」 #没小話



>身温コンフィデンシャル
去記「うう……入彦が凍てついた千慧の心をあっためてくれたのだな……ほろり」
阿城木「まあ……鯉次郎、鯉介、アメリー、鯉造、それに七生。一度飼ったもんはちゃんと世話してやらねえとな」
七生「良い話っぽくしてるけど、その並び全然嬉しくないからね!?」

七生「鯉次郎、鯉介、アメリー、鯉造の中で僕が一番賢いんだから、もっと大切にしてよね!」
入彦「そいつらの中で一番食い意地が張ってて食費が掛かってるのもお前だけどな……」 #没小話



>暗線
女生徒「あ、巡とうとうピアス開けたんだ~オソロでなんかつけようよ~」
巡「そうなんだよね~。え、マジで? そんなこと言ってくれるなんて嬉しーな!」
佐久夜「おい。そろそろ移動教室だぞ」
巡「まだ五分前じゃーん。三分前でも間に合うって」
女生徒「ん? あ、へ~! ふーん……」

巡「お前が穴を空けたのは俺の耳だけじゃなく、お前自身の心でもある。これから佐久夜は一生、このことを覚えておくんだ。お前が穿ったこの穴は、俺が手に入れた領土だ。この痛みと共に、そのことを忘れるな」 #没小話



>微忘トランスファー
入彦「ていうか屋根裏部屋のどっかに萬燈夜帳の本もあったはずだろ」
七生「文字が多い本は眠くなるんだもん……」
入彦「お前……小学生か……?」
七生「そんなことないって! おかしいな……僕の周りは同意見が多かったのに……」
入彦「お前……小学校から来たのか……?」



>また月は昇る
加登井「皋先生の傍にあんたみたいな人がいて良かったなって思うんだよね。俺は結局皋先生を助けてあげらんなかったから」
昏見「散々マウント取って帰ろうとしてたのに、ちょっとし辛くなっちゃいました」
加登井「ははっ、俺と次会う時までにもっとマウントの材料稼いどきな」



>銘々
佐久夜「相変わらず上手いな」
巡「最初から上手かったわけじゃないけどね」
佐久夜「そうか? 高校生の頃も……」
巡「初めて来た時はビギナーズラック! そこから先は地味に練習したわけ。舞奏以外で佐久ちゃんが褒めてくれるもんがあるのが嬉しくてさ」
佐久夜「……そうか」



>星離雨散リファレンス
比鷺「久しぶりに遠流もゲームしようよ~今度は俺がキャリーして、姫プで揚々と無双させちゃる!」
遠流「僕はそんなもの求めてない勝手にやってろ」
比鷺「童心に返ったら大切なものを取り戻せるかもしれないよぉ?」
遠流「……そんなことで取り戻せるわけないだろ」



>鵺の灰
鵺雲「萬燈先生は否定するだろうけれど、君と僕とはとてもよく似ている。同じ目線を持ち、同じ舞台に立っている人間だ」
萬燈「似ていること自体は否定しねえよ。だが、どんな舞台に立ち、何を見るかは俺が決める。そこでお前に許すのは観客の座だけだ」
鵺雲「……君は本当につれないなあ」

比鷺「怪我、大丈夫なの」
鵺雲「心配してくれてるの!? 嬉しいなあ」
比鷺「……あんたが怪我したら、周りが気にするし。……犯人のこと、責めたりしないの」
鵺雲「だって事故だもの」
比鷺「……あっそ」
鵺雲「怒ってほしかった?」
比鷺「どうでもいい。……あんたがいいなら」 #没小話



>騒擾ストライクバック
魚媛「こうして見ていると、子供が二人増えたみたいじゃない?」
崇「……ちぃくんはともかくとして、拝島のコンくんは……君か俺かのどちらかが狐ではないと……いや、両方が狐ではないと……子供が狐にはならないのではないか……」
去記「入彦のお父さんっぽおい!」

七生「あの二人から阿城木が生まれたのって、あんまり想像出来ないよね」
阿城木「そうか? むしろ似てるって言われてきたけどな」
七生「まあ世話焼きなところは似てる……かも?」
阿城木「そういうとことか、……蔵には親父が書いてた自分が主人公の小説があったり」
七生「遺伝……!」 #没小話



>残心
鵺雲「考えてみれば、誰かにプレゼントを貰ったのは久しぶりかも。ずっと僕はあげる側だったから。ひーちゃんにも沢山プレゼントしたなあ……絵本とか装束とか、教本とか舞奏曲の収録されたCDとか。あとは、何といっても僕の愛情だね!」
佐久夜「さぞや喜ばれたでしょう」
巡「欺瞞!」



>櫛魂衆・闇夜衆合同稽古 前夜
遠流「貴方は偉そうにしていますが、ローポニーテールに弱いですよね」
昏見「? ええと……一体何の話ですか……? 何か勘違いを……?」
皋「お前、また八谷戸に絡んでるのか」
昏見「あー! はいはいなるほど!」
皋「うわっ、いきなりデカい声出すなよ」



>仰望ディフューズ
去記「我はバスのお時間なのでそろそろ帰るぞ」
入彦「送ってくからウチで飯食ってけよ」
去記「入彦はいつもそう提案してくれるの。我はこー見えて栄養管理の出来る狐なのだがな」
入彦「栄養的に問題無くても、神社でだと一人飯だろ」
去記「はふーん、我入彦だーい好きだぞ!」



>奔雷
巡「お前は俺の羽衣をいつ返してくれるのかな」



>水鵠レジスタンス
七生「阿城木を人質に取るような形で水鵠衆を解散させようとするなんて……作戦参謀の僕も予想出来なかった展開だ」
阿城木「ちなみに作戦参謀の冴えた突破案はなんかあるか?」
七生「……名前を変えて……和菓子衆とか、九尾衆とかにして……仕切り直す……」
阿城木「無理だろ!」



>相舞
日和「ほんとにさ、巡ってば変わっちゃったよ。私、もう一度巡に会いたかった。いつも明るくて、私に優しかった巡に」
巡「俺はこれからも日和ちゃんに最大限優しくするよ」
日和「ううん、もういい。私は舞えないから、舞車にも乗れない。大好きだった相手に再会を喜んでもらえることはないの」



>水鵠メイク・ウェイブス
魚媛「どう思う!?」
入彦「どう思うも何も……ここまで来たら横瀬さんが納得がいくよう俺達なりの全力を」
魚媛「そうじゃなくてベビーカステラよ! これはなかなかってどうなの!? 美味しかったってこと!? それとも社交辞令!?」
入彦「……美味しかったでいいと思うぞ……」



>雷華
巡「佐久夜ってさあ、そこそこ手冷たいよね」
佐久夜「す……すまない……。その自覚はないのだが……」
巡「別にいいけどね。お前は俺に熱を与えるんじゃなく、奪う側でいい。……それでも俺は、お前の手でぬくまれるから。……ていうかいつまで握ってんの?」



>水鵠ハロー・ワールド
阿城木「ネズミかもしれないしリスかもしれない……狐ではないだろうが、鯉ではあるかもしれない……あるいは、」
七生「一応聞くけど、何の話なわけ?」
阿城木「……お前が何だろうと、うちから放り出すようなことはしねえって話だよ」
七生「へっ? 絶対違うじゃん!」

阿城木「俺は七生が化生だろうがネズミだろうがどうでもいいんですよ。カミは俺を舞台に上げなかった。七生は俺を舞台に上げた。なら、どっちを信じるかなんか明らかでしょう」
横瀬「……私はその判断を含め、化身の無い君を認めずありましょう。私は化生よりもカミに親しいですからね」 #没小話




>朝焼
佐久夜「羽衣は返せない。その代わり、俺は地上に留め置く罪と共に灰になろう」

佐久夜「本当に火傷の一つも無いんですか」
鵺雲「勿論だよ。検められても問題無いくらいに。一度検めてみる?」
佐久夜「結構です。……巡の許可が出るとは思えませんので」
鵺雲「ふふ、君も舞奏披を経て変わったみたいだね」
佐久夜「……それは……そうだといいのですが……」 #没小話



>MerryChristmas for Prayers
三言「今回はお招き頂いてありがとうございます!」
昏見「機会があれば、全世界にある一〇〇八個の館に順々に招待したいところですね!」
三言「食堂のシフト的に厳しいかもしれませんが……是非よろしくお願いします!」
遠流「三言を連れ去ろうとでもしてるんですか? 貴方は」

比鷺「先生の優しいジョークだって分かってるのよ……けど、一ミリの奇跡を信じたくなっちゃうのよね」
萬燈「諦めるのはまだ早えな」
皋「近いのがいるし……やるか……? 俺らでリベンジ……」
昏見「任せてください! 昏見は英語でクロースですから実質サンタ!」
比鷺「やっぱいい!」 #没小話



>Happy New Year for players
遠流「……別に観なくていいって言ったのに……」
比鷺「なーに言ってんのぉ、嬉しいくせに!」
三言「本当に素晴らしい歌だったぞ!!」
遠流「……う……うん。……ありがとう、出られてよかった」
比鷺「い、いとおしい~」
遠流「殴るぞ」

皋「よく考えてみたら、人生の節目に思い浮かぶ相手の正体が全部お前だったら普通に怖いよな……悪夢だ……」
昏見「好敵手から助手、初恋の相手まで全て私にお任せ頂いて『毎日お前のおせちが食べたい』って言ってくださっても構いませんよ!」
皋「真相はどっちなんだよ!」 #没小話

魚媛「アルバム? 今更水鵠衆でアルバムなんかまとめたりしないわよぉ。今ならフォトブックね! 既に第一弾から第五弾まで一〇〇冊単位で発注してるから! 勿論動画でも記録してるし……そうそう、今は写真からフィギュアを作ってくれるサービスなんかもあって」
入彦「待て待て待て」 #没小話

巡「そういえば佐久ちゃんって俺のマフラーずっとパクったまんまだよね」
佐久夜「パクっ……てはないだろう……あれは……その、貰ったものだと……」
巡「冗談だよー。返してもらうつもりだったらもっと早くに言ってるって! 当然みたいに巻き続けてたから、俺も味を占めちゃって」 #没小話



>邂逅前夜の誰ぞ彼
去記「……我、二人が仲直りしてくれるなら、この酸っぱいドーナツを全て平らげてみせるのだがな……」
阿城木「罰を受けたら願いが叶うとか思うのやめろよ。虚しいだろ、そんな考え」
去記「……確かにそうであるな」
阿城木「……悪い。そんな顔させるつもりじゃなかったんだわ」



>舞奏競 星鳥・修祓の儀(前編)
鵺雲「僕はきっと君の救いにもなってあげられるよ。重ね合わされた影を剥がして、居るべきではない場所から離してあげる。そうしたら、傷は浅くて済むはずだから」
阿城木「残念な話だけどな、俺に救いを説くやつは大体詐欺師だって経験則で知ってんだ」



>舞奏競 星鳥・修祓の儀(中編)
去記「くう、お狐への脆弱性が無い人間は我の弱点なのである……」
佐久夜「遠江國の伝承では人に取り憑いたり化かしたりの狐が多く……」
去記「ほうれ、ここに我のスペアのお耳があるぞ。これなら興味があるか?」
佐久夜「……なるほど」
巡「佐久ちゃんそれ受け取ったら怒るからね」



>舞奏競 星鳥・修祓の儀(後編)
鵺雲「巡くん、君は今幸せ?」
巡「はあ? いきなりめんどい質問やめてくださいって!」
鵺雲「もし君が御斯葉衆に加わらず、妻を娶り血を次代に継ぐことに注力していたら、と考えたことがあるんだ」
巡「……幸せなんか分かりませんけど、俺は俺の不幸の全てに矜持を持ってますよ」



>舞奏競 星鳥(途絶えた光への反証)
七生「阿城木入彦のことは好きじゃなかった。むしろ、苦手だったくらいだ。僕を受け容れて、救って、光を届かせてしまうから。拝島去記のことも苦手だった。赦されている体で、その実僕を赦すのが苦しかったから。それなのに、僕は、水鵠衆のことが好きだ。この舞台が、大好きだ」



>舞奏競 星鳥(果てし夢への千年記)
巡「……秘上家の人間がこんなこと言うなんて信じらんない」
佐久夜「ああ、俺は歴代で最も欲深い夜叉なんだろう。だが、そうしたのはお前だ」
巡「人の所為にしないでくれる? ……でも、そうなのかもね。俺を喰らって、もっと育てよ。そしてお前は、過去と未来の千年を喰い尽くすんだ」



>舞奏競 星鳥ーIntermissionー
比鷺「なんで先生の小説があるんだろ。あいつも夢中になっちゃったとか? まっさか、あの舞奏馬鹿がそんなタイプなわけないない」
遠流「デカい独り言で自己完結するな」
比鷺「悲しいことにクソ兄貴のこと一番知ってるのは俺だから。あいつが小説に興味持つわけ──いやでも、あれ?」


>舞奏競・星鳥 決着
鵺雲「七生くんと──水鵠衆と、戦えたことを光栄に思うよ。ここに千年続く勝利を宣言しよう。僕は絶対に間違えない。これからも、永久に」


>星見ゆ鳥よ、鳥を仰ぐ星よ
巡「一度でいいから佐久ちゃんがべろべろに酔っ払ってるところ見たい! 俺ばっかり酔わされるの悔しすぎ!」
佐久夜「命令であれば限界に挑戦するが……」
鵺雲「でも、巡くんは佐久夜くんが酔ったところを見たらがっかりちゃうんじゃない?」
巡「一理ある」
佐久夜「俺はどうすれば……」



>果ての月すら仰ぎ見よ
昏見「ていうか未来の挫折を宣言されるの腹立ちますね! 言ったもん勝ち! 鵺雲さんは私にぎゃふんて五億回言わされる!」
鵺雲「わあ、やり返されると困っちゃうね」
昏見「私は挫折しませんよ。一番大切なものが折れてしまったのに、これ以上私の何が折れることがありますか?」



A Very Merry Unbirthday To Prayers
三言「ケーキだ!!!」
比鷺「そうですう……もーはしゃいではしゃいで、こんなものまで用意してしまいまして……」
遠流「手作りとかじゃないけど……よかったら」
三言「ありがとう! 食べるのが勿体ないな!! ……これって、どのくらい保つんだろうか?」
比鷺「流石に今日食べよ!?」

萬燈「鏡みてえで上手いもんだな。俺のことをよく見てる」
昏見「ええ! そっくりでしょう? 何しろ『私』は萬燈先生が『所縁くんとかより、全然大事っていうか』だそうなので!」
皋「ちょっ……おま! やめろ! それ!」
萬燈「お前らはいつも楽しそうだな」 #没小話

女子大生「最初見た時、入彦の弟なのかと思ったよ~」
七生「そ、そんなことないし……。こ、こう見えても僕、阿城木より年上だから……むしろお兄ちゃんっていうか……」
阿城木「無理矢理すぎる嘘を吐くな」
去記「なら我が弟やる!!」
阿城木「そっちは意外といけそうな気がする……」 #没小話

巡「佐久ちゃんよりむしろ鵺雲さんの方が俺の願いを叶えてくれるのかも」
佐久夜「!! 俺も……落雷は無理かもしれないが……」
巡「落雷は無理なんじゃん。何が出来るの」
佐久夜「う……それでも俺は、今後一生をかけてお前に全てを尽くす……」
巡「はー、佐久ちゃんってずるい!」 #没小話



>虹の裏側、月の果て
昏見「なんか今日の所縁くん……やけに鏡を見てますね?」
皋「は? ん、んなことない……だろ」
萬燈「普段はあんまり見られねえ姿だからな。これはこれで面白え」
皋「面白がるなって! なあ、……二人は……俺が、」
昏見「何ですか?」
皋「……いや、やっぱ……いいわ」



>藍の反照、そして一縁
七生「もう一回。何度でも。もう一回」



>EverydayClothes in Mayabashi
>EverydayClothes in Iwata
巡「じゃ~ん、御斯葉衆のファッションリーダーといえば俺だよ~!」
去記「なんの! 水鵠衆のファッションリーダーといえば我であるぞ!」
巡「てか、狐なら服じゃなくて毛皮じゃね? 設定的に」
去記「う……うう」
巡「ごめんごめんって!」