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7:13:44
あなたたちは、テーブルがぶち壊れますが、椅子の方にですね、とりあえず腰をかけて、もう何も会話はないでしょうね恐らく。そこに出てくる音は恐らく春が入れてくれる紅茶を注ぐ音だけでしょう。しばらくすると書斎の扉が開いた音がして、この後すぐダイニングに藍美と太陽がやってきます。
藍美「こちらにいらっしたんですね。太陽さん、大丈夫ですよ。」
太陽「お待たせしました。いや、なんかうまくいったみたいですね。」
春「え?」
ミミ「太陽…生きてたの?」
傷一つありません。
春「先…ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃなってなかったっけ?内藤から出てきたものでなったけ?」
藍美「いやいやいや、そんな。何もありません、気を失っただけでしたよね、皆さん。ね?」
ミミ「…確かに目の前で太陽が死んだ…」
太陽「えっ、ぼ、くが、死んだ?」
春「太陽さぁ…スワンプマンになった?」
太陽「え、えっ…と…僕はブローチを掴もうとしてそこから記憶が…」
平太「あんた、その時に内藤から出てきたバケモノみたいなものに飲み込まれたんだよ。そしてバラバラになった。」
春「間違ったことは言ってないと思うよ。」
太陽「俺…俺がスワンプマン?.......へへっ、俺がスワンプマン?」
春「と、とりあえず落ち着けって、なぁ?お、落ち着こうよ。す、座って。」
太陽「.......くそ。」
春「もちろん説明してくれんだよね、藍美さん?」
藍美「.......そうするしか…助かる手段がない。」
春「やっぱり…あんたが…そうだよね。」
藍美「ただ、前も伝えましたけど、私は、自覚があります。捕食するしないわ、自分でコントロールすることができます。太陽さんはもう…だから、そうするしか…」
太陽「…ってことは僕、これから無自覚にみんなのことを襲っちゃうかもしれないってことですか?」
藍美の表情は曇らせます。
太陽「答えくださいよ藍美さん!」
藍美「でも…太陽さん言ったじゃないですか、スワンプマンを受け入れるって…そうですよね?」
太陽「受け入れる?…受け入れるけど…っ…!」