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羽生結弦、大谷翔平へ絆の直筆エール 二刀流で立ち向かい続ける姿勢に「シンパシーみたいなものを感じる」/フィギュア

2022/08/11 05:00

フィギュアスケート
#羽生結弦
#大谷翔平
#MLB注目選手

フィギュアスケート男子の2014年ソチ、18年平昌冬季五輪王者で競技会から引退してプロに転向した羽生結弦さん(27)が10日、仙台市のアイスリンク仙台で「SharePractice(シェアプラクティス)」と題し、報道陣に練習を公開した。米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)が104年ぶりに「2桁勝利、2桁本塁打」を達成したことに触れ、1994年生まれの同級生を祝福した。

午後0時31分、リンクイン。プロとして新たな一歩を踏み出した。前人未到のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)にも挑戦。成功せず悔しがるなど、羽生さんは約1時間の氷上練習で自らを追い込んだ。

「見て頂けるようなプログラムをやっていかないといけない。プラスアルファ僕の場合は、競技よりもさらにひとつ、段階を上げた演技をしていかないといけない」

公開練習中に、ビッグニュースが飛び込んできた。同じ1994年生まれの大谷が104年ぶりに「2桁勝利、2桁本塁打」を達成。アスリートとして、ともに多くのけがに苦しんだ過去を持つ。

「今の時代ではあり得ないような偉業を達成された。(18年に右肘の)トミー・ジョン手術を受けて、本当に不安だったと思う。絶望と戦いながら基礎を積み重ねて、再発しないようにしながらそのレベルまで達するというのは途方もない努力があって、途方もない心の消費もあってここまでやってこられたと思う」

羽生さんの五輪2連覇はフィギュアスケート男子で66年ぶり。当時とはレベルが全く異なるなかでの記録への挑戦は、並大抵のことではない。

「立ち向かい続けることは、大谷さんの二刀流を見ていても、僕自身がスケートをやっていても、シンパシーみたいなものを感じる。これからも、そういうふうな信念を持ち続けたい」

これからも羽生結弦にしかできない世界を、氷上で表現する。(角かずみ)