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夢? 「胸くそわりぃ…」 と、マサイはグシャグシャと頭を抱え掻きむしった。 「さっきTwitterでも愚痴ってたし」 と、モトキに言われてスマホを開く。 『昨日見た、物全部盗まれて俺のもんだって言い張られる夢がなかなか忘れられなくてきもい。写真データの中身もパクられてた。』 こいつ、昨日からこれ引きずってんの? 「じゃあ、俺は帰るから」 よいしょっと、モトキは立ち上がる。 早くマサイのその状態をどうにかしてあげなよと、モトキが目だけで訴えるのに 「おう…」 と、俺は軽く手をあげて答える。 うざいからどうにかしろって? ずいぶん友達甲斐のある隣人だなぁ…と、ひとりごちて笑う。 あれでも心配はしているんだろうが、モトキは自分には手に負えないと俺に丸投げしていったようだ。 さて、じゃあ、このデカいうじうじ君をどうにかしますか… 「怖い夢って何? 」 そう言うと突っ伏したままのマサイの目がじとっと俺のことを睨むように見上げる。 「俺のもん、全部取られて、そいつに自分のものだって言い張られて、データまで抜かれて…、写真とか動画とか今までのもの全部、俺のものじゃないとか…、俺がいくら本物だって、俺の、だって主張しても信じてもらえなくて…。俺の位置に俺じゃない何かが居座って、俺のような顔をしてんだ…」 妙にリアルな夢ってあるもんな。 感覚まであるような、現実と混同するような…夢 基本、俺の睡眠時間が短いからか、あまり夢を見ることがなくて、逆にマサイは眠りが浅いから頻繁に夢を見るんだろうけど… 「夢なのに…心臓がばくばくとうるさく鳴って…、飛び起きて、その感覚がリアルで怖くて…。たまらなくなって誤魔化すように、Twitterに呟いてもその感覚がなくならない…」 と、自分で話していて思い出してしまったのか、俺よりずっと大きい身体と長い腕で助けを求めるように縋り付いてくる。 伸ばされる手を掴むと冷や汗かいて、指先は冷たくなって震えていた。 俺はマサイの頭を撫でて抱きしめてやった。 「…怖かった」 「夢、だろ…?」 「そりゃ、夢だけどぉ…、全部なくした。俺とシルクが今、こうしていられるのは偶然みたいなもんで…、写真や動画、思い出、積み重ねた時間がなくなってしまえば…、嘘みてぇに消えてなくなる…気がして…」 あー…、何となくこいつの恐怖の根本が見えた気がした。 俺たちは思い出系YouTuberなんて言われるけど、誰よりも思い出や絆に固執しているのはこいつだ。 わかりやすくその最たるものがYouTube動画であり、動画や写真データなのだろうと。 「俺はここにいるよ」 そうぽんぽんと宥めるように背を叩くとマサイにぎゅっと抱きしめられる。 「夢じゃん。どうせお前のパソコンの中に俺にも見せられないような俺の写真や動画が詰まってんだろ。それこそ流失したら、俺が社会的に死ぬような」 びくりとマサイの身体が竦む。 セカンダリなんかは何が使えるかわからないから日常的にとりあえずカメラを回しておくクセはそれだけ予期せぬアクシデントが映っていることも多くて… 本来ならそういう使えない部分は削除してしまうんだろうけど、マサイのことだから大切に保管されてんだろうなと、推測する。 マサイは若干バツの悪いような顔をした。 「それってさ…、お前の中に写真や動画データとか流出とか、紛失することに対する恐怖もあって、気がつかないけどストレスになってんじゃね?」 俺が編集していても動画で全裸やポロリなんてよくあるし、表に出せないような俺のあられもない写真もいっぱいあるんだろう。 俺とマサイの関係なんてマサイのデータフォルダ見りゃ一目瞭然だし、それが多少増えたところでどうってことない。 「生の俺とデータ…どっちがいい?」 「シルク…。でも…、データも…欲しい」 二択を突きつけるとマサイは少し考えてそう答えた。 …どうしようもねぇな… ブレない答えが返ってくるマサイに俺は笑う。 「なら、本格的にその『他人には見せられねぇデータ』ってやつを作るか?」 俺はにやりと口の端を引き上げて笑いそう言うと、キョトンとマサイは首を傾げた。 要は俺達の関係に不安があんだろ? 自分が今どんな顔しているかわかってる? その顔が治るんだったら、なんだっていいよ。 「じゃあ、ほい」 と、ソファに乗り上げて、マサイにこいつのスマホを渡す。 「何?」 「撮るか…? シてるところ…」 「は、っ?!」 ぱっちりとしたマサイの大きな目がさらに見開かれた。 わかってんだろう? 「だから…、ハメ撮りでもなんでもさせてやる。ヤってるところ、撮る?」 マサイに逃げられないようにその首に手を回して抱き寄せ、下半身を押し付ける。 「や、…そんな…っ…、そりゃ…、お、追討ち、だろ…?」 「あ、わかっちゃった? これで絶対データ無くせねぇだろ。じゃあ…、止す? 撮らない?」 俺の言葉にマサイは一瞬固まり、それからごくりと喉を鳴らした。 「…撮らせて、クダサイ。オネガイします」 なんでカタコト? 俺のシャツをめくり上げられて、スマホを向けられる。 ピッと録画開始の音がした。 動画をスマホで撮影することもあるマサイのそれは大容量高画質。 さすがに4kとかじゃねぇよな… と、思ったが、あとで乳首だけクロップしても鮮明になるようにマサイなら最高画質で撮影しそうだ。 マサイの視線を感じると、どんどん意識しだして乳首が徐々に固くなっていくのがわかる。 あいつ、編集ありきで撮ってる? …これ、編集すんの? マサイも興奮して、俺に没頭してる時じゃなくて、じっくりと冷静に身体を舐めるように見られているかと思うとだんだん恥ずかしくなってくる。 するりとマサイの指先が乳首をなぞった。 それだけでいつもではありえないほど、ゾクゾクと身体中に震えが走る。 マサイの顔が近づいてきて、乳首に歯が立てられた。 「いっ! あ、噛むっ、な…」 「舐めたりは、しづらいな。映らなくなる…」 …そっか、今日は舐めてもらえないのか… 急にその快感を思い出して残念になる。 あくまでマサイは撮影に専念したいらしい。 すりすりと噛まれた乳首を擦るように指先でくるくるとなぞられるとじんっと下半身が重く熱が溜まっていく。 「ここ…、痛くはないだろ?」 ん…っと、鼻にかかった声が漏れた。 その質問に返事はしなかったが、マサイから目を反らしたことは肯定と取られたらしい。 「ほら、摘めるぐらいに立ってる。気持ちいい? ヤラシイな…、シルクの…おっぱい…」 俺の下半身はとっくに反応していて、俺の上に乗り上げるようにして撮影しているマサイにはもうとっくにバレているはずだ。 「はぁ…、あ…」 「ほら、気持ち良い…」 そこに早く触ってほしくて膝を擦り合わせた。 あー、…撮られている。 カメラ越しのマサイの視線を感じる。 ジリジリと焼けるような、それこそすべて裸にされて自分の奥底まで覗かれているような視線。 なんだか煽るだけ煽られてろくに触ってもらえず焦らされているような気分になる。 「お前が撮れって、言ったんだからな睨むなって」 ズボンに手をかけれてようやく触ってもらえると期待する。 すでにすっかりその気になっているソレがぷるんとすぐに飛び出した。 「あー…、もうしっかり勃ってんじゃん。汁、出てる。ズボン汚してんじゃねぇか?」 俺の先端に浮く雫を指して、からかうようにそう言う。 スマホが寄せられて、アップで撮られているのがわかる。 マサイの息がかかって俺のチンコがふるふると切なく揺れた。 「くっ、あ…」 見せつけるように握って上から下へゆっくりとしごかれるのももどかしくて腰が浮く。 もっと…と、言いかけ、スマホが目に入る。 あー…、撮られてんだった。 それを口に出すにはまだ理性が勝って口をつぐみ、唇を噛んだ。 接触が足りない。 マサイの体温が…欲しい。 録画しているから、距離を取らなきゃならなくて、キスもしてもらえないし、抱きしめてももらえない。 目のにある熱い胸に顔を埋めて、汗ばんだ肌を感じたい。 「マサイ、ぎゅー…してぇ」 と強請っても、そんな焦れた俺を見て、マサイはにやにやするだけで… カメラを向けているマサイは撮影者モードで、いつもの熱に浮かされたようなマサイとは違って…なんか俺だけマサイを求めてがっついているようで切なくなる。 パチっとローションの蓋がなる。 「見て、シルク…。ここ、ひくひくしてる…」 自分の膝を抱えるように持ち上げられて、腰の下に枕入れられて、マサイの指が開くように秘部を晒される。 そして、俺のケツのあわいを撫ぜた。 見えるかよっ 「こうすると…、ほら、指が食われちまいそう」 指先を穴に押し付けるように触られる。 押し付けられたマサイの指を飲み込もうとするようにケツの穴がヒクヒクと蠢くのが俺でもわかった。 たっぷりのローションに濡れた指が押し込まれ、指1本で体がジンと震える。 ようやく与えられそうな快感に安堵する。 つぷっと自分の中に入り込んでくるものに息を詰める。 マサイの指1本ぐらいでは対して痛くも苦しくもないが、何度しても慣れないし、この瞬間は違和感に息を詰める。 さらに尻の穴にカメラを向けられてると考えただけで、その視線だけで俺だけ乱されて、脳内が白く焼けるような羞恥にすべてを持っていかれた。 まだろくに触ってもらってもいないのに、ゆっくりと抽挿される指に背中がゾクゾクと震える。 マサイは俺の顔を確認しながら的確に感じてしようがないそこに触れてくる。 しこりをぐっと押し込まれて 「う、あ、あっ…」 と、抗えずに喘ぐ。 1度引き抜かれて、中の指が2本に増えた。 「イイ。その目…とろんとしちゃって…、シルク、可愛い…。気持ちいい?」 自分で言い出したのにも関わらず、自分じゃないみたいなあられもない声もしっかり残るのだと思ったら絶えられなくなった。 「マサイっ…、もう、入れろっ」 そういうとグリグリと執拗にいじっていた指がピタッと止まった。 今度は広げるように指が動き始める。 「ここ、良い? めっちゃ腰ガクガク揺れてんぞ」 もう入れても大丈夫か、ちゃんとオレの中が広がるのか念入りに確認してあるのがわかる。 柔らかくなった縁に指を引っ掛けてしわを伸ばすように広げられると縁が捲れ上がるような気がする。 「ここ、真っ赤…、ぷにぷにになってきた。中まで見えるよ」 指でそこを開かれて、空気にさらされてる気がする。 実際、俺には見えてないのに、頭の中にそんな自分のケツの穴がそんな状態になった映像が浮かんで自分の想像力に嫌気がさす。 「マサイ…、早く…」 強請るようにそう言うと、ぬるっと指が抜かれて、熱いものが押し付けられる。 「なぁ…、ゴムしないで入れても…いい?」 ヌルヌルと焦らすように入り口の粘膜に先端を擦り付けられて、思わずこくこくと頷く。 はぁ、はぁ、はぁ… 俺は次の衝撃に耐えるために呼吸を整えた。 指なんか比べ物にならない質量にぐいぐいと隘路を割り開くように貫かれて 「く、ああ…っ!」 と、悲鳴を上げた。 「ほら、入ってく…」 語彙力が高いとはけして言えないが、カメラ回してると、現状を説明しなきゃと思うのか、いつもよりマサイの言葉数が多くて…、変な羞恥プレイになってる気がする。 カメラ回してまじまじと見られている、撮影されていると思うだけで身体が熱くなってくるのに、さらにそこにいつもマサイが見えている感じを、マサイの感想を言ってくるから… …や、これマサイがマジでボキャブラリー堪能じゃなくて良かった… マサイの声で卑猥な言葉オンバレードの言葉責めなんかにあったら、俺はそれだけで死ねる自信がある。 撮られていることに意識がいってしまうせいか、上手く力が抜けずに締め上げてしまっていたらしい。 「あっ、シルク…っ、力、抜けっ。キツすぎて痛ぇ…、っ」 辛そうなマサイの声に俺は引きつったままにやりと笑った。 「はぁ…、んんっ…」 太いマサイのチンポが腹をいっぱいにして圧迫感に喘ぐ。 きゅうきゅうな腸壁をずずっと引き擦り出すみたいにゆっくり動かれて 「くっ、あっ…、はあああぁっ…」 と、堪らず声を上げた。 「シルク、すげぇ甘ったるいヤラしい声、出してんの。わかる?」 「んな、わけ…ねぇ…」 「あとで聞いてみろよ。今度ヘッドフォンして、声聞きながらやろう。すげぇヤラしいから。堪んねぇ。興奮するっ」 「バカ…、っ」 そんな言葉にすら感じる。 「奥…。もう…それ以上は…ムリ」 「ここが限界?」 マサイの大き過ぎるソレは根本まで埋まってなくて、馴染んでスムーズに動けるようになるとさらに奥に入り込んで来ようとする。 「んっ…」 「ここに押し付けると先っぽに吸い付くみたいにここがぱくぱくすんの。ここの先も入る?」 マジ? ムリ…そこS字結腸。 確かにそこで行き止まるからそこが限界なんだと思っていたが、マサイはそんなことお構いなしにぐいぐいと押し付けてくる。 「入れる時と一緒…息、吐いて…、力抜いて」 あ、ダメ…ダメだっ… そう思ったのに弛緩した瞬間を狙ってぐいっと力をかけられると、ぐぼっとマサイの先端が奥に入り込んだ。 「ひっ、ぐぅ…っ!」 「奥まで…全部入った…」 あ…ヤバい マサイに串刺しに、されてる… …苦しっ これ、は、ヤバい… 絶対ダメなところに入ってる… 1番奥だと思っていたところが、マサイを追い出すように締め付けてうねってる。 あ、ダメ…ダメだ。 そんなところ…内蔵の中の方の…、もっとすごく柔らかいところをマサイので擦られて変になりそう。 ゾクゾクとわけがわからなくような電気が身体中に走った。 「うわぁ、やべぇ! 動けねぇけど…、全部やわやわのトロトロなのに、入り口と奥と二段階で締め付けられるっ」 マサイの言葉を聞いて、自分の体の中を想像してしまう。 肛門括約筋と結腸の締め付けと、あと蠕動する腸平滑筋。 腸は付随筋肉なので自分の意志ではどうにもならない。 マサイが入ってくれば受け入れて、異物をやわやわと押したますように絡むのだろう。 「息、でき…な…っ、痛…ぇ」 「痛いのわりと好きでしょ? …シルクはMだもんな」 低く掠れたマサイの興奮した声に囁かれてびくびくと身体が震える。 …そんなこと…な、い… 腹ん中マサイでいっぱいになって、押し出された内臓が口から出てきそうな錯覚に怖くなる。 うまく息ができない… 熱がある時みたいにずっと身体がゾクゾクして、震えている。 怖くなって、自分の腹に手を伸ばす。 大丈夫か? 穴とか開いてね? そっと上から撫でただけで、自分の手なのに、ひんっ…と身体が飛び跳ねた。 「ま…さい…」 んんっ…、と身動ぎするとそれだけでいっぱいになった腹からのジンジンとおかしくなりそうな痺れが襲ってくる。 「ひっ…、ぐぁ…っ」 体重をかけてさらに奥に押し当てられた瞬間、マサイに言われた通り身体はMだと認めるみたいに強い快感に襲われて、上り詰める。 「かはっ…、ああぁ…、っ!」 こんなの…、嘘だ…と、思いながらダラダラと白濁を流してイった。 びくびくとそれこそ打ち上げられた魚みたいに身を震わせる俺の最奥からマサイが出ていって俺はようやく息ができ るようになった。 「もう…、やだ…ぁ…」 怖かったのも引き攣れるように痛かったのも苦しかったのもホントなのに衝撃でイッてしまった自分の身体が信じられず、ぐずっと鼻を鳴らす。 「じゃあ、ここは気持ちイイ?」 イったばかりで敏感になっているのに前立腺をゴリゴリと潰されて、はぅ…と小さく喘いだ。 じっと顔を見られていのが、撮られているのが、嫌で腕で顔を覆い隠す。 ダメ…とすぐに腕を避けられて浅いところでわざと腹側に押し上げるように擦られる。 言わせようとしてるなと思ったが 「気持ち、いいよぉ」 素直に口に出せばそれを再認識するようにきゅんっと俺の腹の中がマサイの屹立を締めつけた。 あ、もう無理…、きつっ ふるふると首を振っても、それを気持ち良いからと信じているマサイは止まらず執拗にしこりをグリグリと押してきて… 撮影しているからか、いつものように突上げるような動きじゃくて、腰を揺すられるだけで焦らされてる気になる。 「あ、あ、んっ…はっ、…っ」 マサイの腕を掴んで止めようとしてるのに、加減が振り切れてしまっているのかこういう時ばかり力が強い。 「まだ、我慢してまだ、…まだ」 意味もなくお預けくらって焦らされてマサイを睨む。 「そ、こ、ダメ…だっ…」 「シルク…。ああ、可愛い…」 熱に浮かれたみたいにマサイが囁く。 ああ、頭が白く霞んでいく… ヤバい。撮られてるのに、マジで飛んじゃうっ 「イッて…。ほら、いいよ」 「んっ…、あっ…」 ゆるゆると痛いほど張り詰めていた俺のチンコを扱かれて、すぐにマサイの手を汚した。 マサイはぎゅっと俺の身体を強く抱きしめると喉笛のほくろに噛みついた。 余裕がなさげに眉間にシワを寄せて、ギラギラと俺を食い殺そうとしているかのような目がイく瞬間だけ閉じられる。 いつの間にかマサイはスマホを構えることなく、横に置かれていって… 俺の耳元で、ああ…っと、押し殺したような低い喘ぎが耳の中に流し込まれてゾクゾクと身体が震える。 ひくんひくんとマサイのモノが俺の中で跳ねてるのがわかる。 あー…、このイッてる時のマサイの顔は撮りたいと手探りでマサイのスマホを握った。 「はぁ…」 と、マサイは詰めていた息を吐き出して、汗で濡れた前髪をかきあげた。 カメラを構えた俺と目があった瞬間、睨まれる。 お前は撮るなって? 結局、夢中になって、ちゃんと最後まで撮ってねぇし…。固定カメラ設置してやったら、それこそAVみたいな動画に編集されそうだ。 「あ、ふっ、ん…」 ずるんと中から引き出されて小さく震える。 力の抜けたマサイの腕も引っ張って自分の横に転がす。 自撮りの要領でカメラを俺たちに向けた。 「こんな俺を知ってんのはお前だけだし、マサイはここにいんだろ?」 お互いとろっと惚けたようなヤバい表情だが、腹を満たした猫みたいに満足げではある。 ほら、見てみろ。 マサイの不安はデータ紛失自体もあるが、自分の立ち位置を誰かに奪われることだ。 マサイの脳にちゃんとこの事後の絵を焼きつけるために恥ずかしい思いして撮ってんだからお前も映ってなきゃダメなんだ。 映像として残しておけばちゃんと俺の隣にいるマサイをマサイ自身が認識できる。 「お前の位置を奪うやつなんていない。データなくしたら、何度でも新しく撮ってやるから…」 「またハメ撮りさせてくれんの?」 「違ぇ、普通の動画の話!」 食いいるよう聞くから、パシッとその頭を叩いてツッコむ。 流石にこのヤバい動画に一緒に映っているし、言い逃れはできねぇし、こんなヤバいもんを御守として持たせる俺もどうかしてると思う。 あれはマサイの自信のなさの表れなんだよな。 YouTuberとして10年以上一緒にやってきて、こんなにもたくさんの動画も出して、恋人で、身体も繋いで、それでもマサイが不安になるのはもうどうしようもないんだろうけど… こんなんでマサイが安心すんならいいやと思ってしまう俺もまたどうしようもない。 「うおぉぉぉぉっ!」 雄叫びに近い声を上げながら、部屋の中を忙しなく行き来するマサイをモトキは若干鬱陶しげに見た。 心機一転、部屋の模様替えを始めたらしい。 配信機材を新調したり、ゲーム実況や筋トレなど最近やけに精力的に動ごいている。 「元気になったでしょ?」 俺がそう言うと 「何したんだよ…、加減しろよ」 と、元気になりすぎた感のあるマサイにモトキは呆れている。 …どうやらお守りの効力がありすぎたらしい。 |
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