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昼寝の時降ってきた時かけ失敗して逆行するフェルマイ(両方記憶あり)
アダルジーザの離宮でフェを救出することが失敗して(マが命を落とした)逆行、マが高みに上がったせいで連鎖で名捧げ組も死んでしまい、織り地が解かれた。
星祭りの後、フランと孤児たちに当日に一体何があったと聞いても、誰も彼も「紙の原料になる木を刈った。タウの実を投げ合った」しか答えぬ。
だが白の建物は頑丈だ、木を刈ったくらいで石畳が浮くなどがありえぬ。魔力も持つものに攻撃されない限り。

三日後、マインが戻ってきた。

マインも孤児たちと同じ内容を答えた。この以上の答えを得られぬとた判断し、白の建物を干渉できるのは魔力を持つマインだけだということで、罰を下した。
「マイン、君は今日一日反省室だ」

「神官長、どうか反省室はお考え直してください!」フランはそう訴えるが、たとえ意外だとしても、白の建物への攻撃は領主一族への攻撃と同意だ。なぜ分からぬ。
一日反省室などむしろ軽いすぎるくらいだ。

「しばらく隠し部屋に籠もる、緊急事態でない限り呼ぶな」フランの訴えも煩わしいと思えて、長椅子に身を任せた。一休みの後またマインの状況を見ようと思い、目を閉じた。

このタイミングで解かれた織り地の記憶を全部授けられ(思い出し?)、アレキサンドリアの記憶だけではなく、貴族院の三日間、離宮で自分を救い出そうとする女性が死んでしまったことも思い出した。
強烈な頭痛に襲われながらフェは血相を変えて隠し部屋から出て、反省室に駆けつけた。

「申し訳ございません、フェルディナンド様」とマインが謝った。その一言でマインも記憶持ちと確信した。
ルッツの家庭会議までは、マインは自分の名前を知らないはずなのだから。マインの家族に責任を持って数日神殿で療養すると使いを出し。マインが寝込んでる間に状況整理を今後の計画を立てる。